Web系プログラマの役割

Webアプリを開発する際のWeb系プログラマの主な役割としては、開発部門が作成した仕様書に基づいて、実際にプログラミングを記述して行くという事があります。プログラムの仕様書は、画面イメージや処理フロー図などが記載されています。例えば「インターネットショッピングで商品を検索」→「検索結果として商品が表示され、商品の詳細ページを見ることができる」といった処理の流れが仕様書に書かれています。Web系プログラマはこうした処理の流れをコンピュータ言語に置き換えてコーディングしていきます。

またWeb系プログラマは、内部設計に不備があった際、仕様書作成者に指摘していくという役割も担っています。Web系プログラマはプログラムの記述という作業だけでなく、他にも単体テストという重要な役割もあります。単体テストとは、プログラムのコーティングが一通り完了した後、モジュールと呼ばれる処理単位ごとに、正しい処理が間違いなく実行されているか確認する作業です。

一般的にWebアプリの開発では、開発部門からテスト仕様書も渡されるので、その仕様書に記載されているチェック項目に従ってテストを行います。もし仕様書通りに動作しない部分を見つけた場合、それを修正して行くのもWeb系プログラマが担当する作業です。

Webアプリ開発のプロジェクトにおいては、システム全体の動作確認を行う総合テストもあります。万一、この段階で自身が担当した部分のプログラムに不具合が発生した時には、迅速にデバックを行う事のもWeb系プログラマの役割です。